#心the chef cooks me

4/2 この間の話

始まって二日目ですが、数日前のことを書きます。

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夕方、久々に街に出るので下北沢の周辺で修理した楽器やらを届けて回る。

下北沢の王将の前で砂の壁のオボくんに修理で預かっていたギターを返していたら古い友人が通りかかった。
「ちょうどさっき日本に帰ってきたとこで、」と言っている彼は大きなトランクケースを引いていた。
再開直後は日本語が若干不慣れな感じがしたが、数分立ち話をするうちに昔の様な雰囲気が戻ってきた。海外で暮らすのってそういうもんなのか。

下北沢で突っ立っているだけでも知り合いに遭遇する。
この町のどこにも自分がいない未来も別に想像しなかったけど、いまだに下北沢に出かけてくる未来も想像してなかった。
なんか大きな古着屋がいっぱいの町になったよな。サステナブルって言うけど本当はどういうことなんだろうな。
買うことの何がどう楽しいのか、最近ちょっとわからないが、売るための新しいものを作る意味を毎日考えている。

またねと言って二人と別れた。

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夜が近づき、the chef cooks meの解散ライブを見に渋谷に向かった。
全てが素晴らしかったのは言うまでもなく、「四季に歌えば」を嗚咽で全然歌えなくなってしまったしもりょーさんが本当に素敵だった。
僕はこのバンドにほんの少しの期間メンバーとして在籍していたことがある。
その間に一曲だけ歌詞を書かせてもらった。
それがこの曲だ。

無責任でもらうばかりだった昔の僕は、人に何かを残す想像なんてまるでしなかったけど、
それよりも、自分が残したものに意味を与えて大事に抱えて最後まで持っていてくれたことの方はもっと想像できていなかったんだな と思って僕もわんわん泣いた。

未来に存在する「大事なもの」は作り手じゃなくて、もらった人が育むことで完成するものだったんだ。
2階の席からフロアのシェフのファンの姿を見ていて、シェフの音楽はきっとこの先もずっと大丈夫だ。と思った。
客席の後ろから見ても、ステージの上から見ても、いつも手拍子のうまい、ノリの良い人たちだった。あなたたちを見れなくなるのも僕は寂しい。


久々になかなか寝付けずいろんなことを考えた。
寒かったり暑かったりこの季節の夜は難しい。

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