最近印象的だった出来事:
クマに鈴のライブに俺とまちこが参加しました。
猪原秀陽くんの個展のレセプションパーティです。
今回の猪原くんの絵はほんわか朴訥としていて、しかしそれだけでなくどこかほんのりと効いている埃っぽさというか、そのミスマッチな具合がまさに「バッドアニマルズ」という感じで、クマに鈴はうってつけだったのではないかと思います。
クマに鈴のレオくんは、気難しかったり寂しがりなところもあって、いわゆる「めんどっちい」ヤツですが、
猪原くんは「純粋」という言葉を使って彼のことを表現していました。
俺もそう思う。
猪原くんは本当に素晴らしい。
言葉に言葉以上の意味を与えるのは、その言葉を発するタイミング、いわゆる『間』ってやつだなと改めて思いました。嘘のない言葉は飾りっ気なしの即答。久々にそれを持った人に会えた気がして嬉しかったです。
他にも、トーンとか、色々ありますよね。全くもって面倒臭いことです。
ライブ当日、待ち合わせの時間にきょうちゃんと二人でいる時間があったので話したかったことをいくつか話せてそれも良かった。
「なんでもできるきょうちゃん」は無口ではあるけど、自分の『間』を崩しはしないから、それもまた受け取り手としても嘘の必要を感じず、とても付き合いやすいです。
音楽を作るのがとにかく好きなんだということが会話の中で改めて良く分かったので、俺がクマに鈴の二人と一緒にやりたいことがさらにクリアになっていくようでした。
音大に行くことにしたのはロックを作るための知識を得るためだそうで、自宅での音源制作のために初めてのDAWソフトにプロツールスを選んだのは周りに友達がいなくてあまり情報がなかったからだそうです。この話、自分は大好きです。
「なんでもやれるレオくん」は多弁ではあるけど、たくさんの言葉に隠れた真面目で優しさに溢れる心が早くみんなにも伝われば良いなと思ってます。決して上から目線の感じではなくて。
酔っ払うと声が大きくなるし、電気的なノイズを集めがちだし、打ち上げ会場にママが一人でやっているような小さな中華スナックを選んだり、しょうもないところいっぱいなんですけど、車の荷積みを黙々とテキパキこなしたり、自分のライブの日なのに人の誕生日にサプライズプレゼントを送る事を提案してきたり、心の清らかな奴で大好きです。
この先制作していくクマに鈴のフルアルバムはcomplexレーベルからリリースする初のayU tokiOチーム以外の大きなリリースになるので頑張ろうと思ってます。
もろもろ協力者募ります。
「これ出来ます、やりたいです」という人いたらayutokioteleport@gmail.comに連絡下さい。
ライブにオレンジエイドの佐藤望くんが来てくれて、いくらか話をしたんですが、
まちこがアナログシンセを弾いている音を聞いて「実機の良さに気づいた」らしいことを言っていました。
いままで彼の口からそう言った話をされたことは全くと言って良いほどに無かったから内心とても嬉しかったです。
これももはやSFじみた話なんですけど、俺は望くんの良さって、音の構築を器用に丁寧に美しく積み上げる事ができるところではなくて、音楽を作り上げて行く過程に立ちはだかるのありとあらゆる実務を一つずつ丁寧にこなして行くことで出来上がってくる音楽のきちんと感から感じられる品の良さなんじゃ無いかと思ってるんですよね。
まあ、こんなのは俺の妄想ですけど、彼の音楽から品の良さを感じるのは事実で、そこは数多ある「構築系ポップス」と一線を画すものであることは間違い無いです。
そういう意味で、学問の全ては祈りにも近いと言ってしまっても良いと思える。
そういう切なさを持っている点が、俺が彼を好きな理由です。
まあ、かなりSFですけどね。
つまるところ、今の所ソフトウェアの中に祈りは無いぞと、俺はそう言いたいんです。
何故ならば、実態の無いものの不自由の無さは、神という存在を産み出さないからです。
まあ、かなりキモいですよね、この話って。
つまるところ、ハードと向き合うことに本質的にあいつは向いている。俺はそう思っています。
森田さんもいて、森田さんが正座している姿が非常に面白かった。
すごくしっくり来ていて、なんかそれはかなり印象に残ってます。
森田さんとは最近良く会っていろいろな話をします。
ayU tokiOで一つライブをしたらまた次の話になっていくし、今着実に共に歩んでいる友人の一人であると言える人物です。
かなり幸福な時間を過ごしているなと思って帰宅しました。
そして翌朝台車を積み忘れていたことに気づいてかなりテンション落ちました。
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